今こそ、発想の転換を!

今こそ、発想の転換を

今までの商品が売れない、パッタリ注文が途絶えた、客が来店しない。。。。。。。
コロナ禍で日本経済は数ヶ月、リーマン・ショックを上回る低迷に喘いでいます。
皆様の会社はいかがでしょうか。
このような時に、手をこまねいて悩んでいても始まりません。

自社に合った新たな発想で再起を図らねばなりません。

元々WAKU LABOの「Neo P7」は大量の新仮説を出すのに適した手法が備わっています。チャンスと考えて、誰もが思いつかないようなユニークな仮説を100件以上は出し、検証して最高の商品を開発しましょう。もし100件の仮説があれば、数件~10件くらいは「お、これはいいな!」と思うものがあるはずです。元が数件しかないと、「普通、つまらない、どこかで見たことがある」で終わってしまいますよね。

      

Neo P7で画期的仮説を出すのに適した手法は、
Neo P7のNo.1 「仮説発掘法」
 ① フォト日記調査   
 ② 仮説発掘アンケート

Neo P7のNo.2 「アイデア発想法」
 ③ 焦点発想法  
 ④ アナロジー発想法
 ⑤ ブレインライティング

の計5つです。
特に大量に新しい仮説を出すのに適する手法が①②③です。
詳細は
・拙著「神田教授の商品企画ゼミナール」(日科技連出版)
WAKU LABO 6ヶ月しっかり習得コース
でどうぞ学んで下さい。

      

「フォト日記調査」で見えないニーズを探ろう

今回は、その1つとして、身近なニーズをこまめに見つめ直し、発掘する「フォト日記調査」をご紹介します。

以前と条件やニーズが変わってしまった物・サービスは多いですよね。
過大な機能とか、不便になってしまった道具とか。

この夏、生活の必須アイテムであるマスクが改良され、冷感のあるマスクや肌に優しいマスクが多数発売されました。また、オシャレなデザインのマスクも今や珍しくありません。従来は夏には使われず、白一辺倒、素材も似たり寄ったりであったマスクへのニーズが変化し、それにメーカーが素早く対応した結果です。これは目に見えて予測できたニーズですから、多数の会社が一気に開発に走りました。

しかし、誰にも見えていない(潜んでいる)ニーズ、現在の延長線上ではないニーズを発見できたら、独走できます。
高価格でも十分に売れます。
見えないニーズの発掘に適する1つの方法が「フォト日記調査」です。

原理は実に簡単で、テーマに即した写真と文章を作成してもらい、それをヒントに隠れたニーズをザクザク掘り出すのです。

もちろん、ターゲット層に合う方に依頼します。
合致すれば、自分自身、家族、友人、自社員、その家族の方などでも構いません。

皆で眠ったニーズ、見えなかったニーズを探り出しましょう。

また「日記」ではなく気軽なメモと考えても結構です。
スマホで気づいたものを撮り、コメントを書いてそのまま送ってもらっていいのです。

     

「フォト日記調査」/わが家での実例

わが家の「最近身の回りにある不便」をテーマに一例を紹介します。

    

①除菌シート

コロナ流行で爆発的に売れた商品です。非常に種類が増えてきたため、どれに何を使うべきかわからなくなってきました。厄介です。除菌スプレーなども同様です。「何でもOK」にして欲しいですね。

    

       

      

②空気清浄機

これも在宅が増えてヒット商品になりました。わが家でも購入しましたが、買ってみると、性能は良いのですが、手入れが結構面倒。メンテナンスだけで説明書に12ページもあって、とても覚えられません(笑)。あるフィルターだけは自動で掃除してくれるのですが、清浄機全体を簡単に清浄してくれないのでしょうか。

     

       

③リモコン

家で録画した映画やドラマを見ることが多くなりました。
新しいTVを入れて使っていますが、わが家はケーブルTVを使っているため、リモコンが増えて厄介な事に。

(左から)旧TV(+HDD)、新TV、ケーブルTV(+HDD)、ネット番組用の4つを使いますが、チャンネル切替と音量、HDD使用が一括にはできなかったりと使い分けがなかなか面倒で、家内は閉口しており、旧TVリモコンのみで何とか新TVを見ています(笑)。

     

    

④趣味の品

写真左は、以前研究室のドア内部に飾ってあった200個くらいのマグネットのごく一部です(これでも)。わが家ではそれを飾る場所がないため、お菓子の缶(鉄製)や小さなホワイトボードに貼りました。皆さん冷蔵庫の前面や側面に貼っているようですが、マグネットはどの観光地にもお土産として売っており、都会の雑貨店でも多数販売されていますね。その割に、貼る場所(スチール品)は意外に少ないものです。
また、考えたこともないです、貼るだけでなく、別の活用法って、ないのでしょうか。

勿論マグネットはほんの一例です。いろいろな趣味で在宅の時間を有益に過ごそうという方が増えていますから、アイデア次第ではそのための整理・活用のためのグッズやアプリがあっても良さそうですね。美術鑑賞、コンサート、スポーツ観戦、旅行などで購入する記念グッズや雑貨もしまったまま、ではないですか?

私はよくクリアファイルを記念に購入しますが、なかなか使えません(写真右)。

      

      

そうそう、旅行や食事などで撮った膨大な写真、どうしていますか?
スマホやSDカードに入れっぱなしでは?
整理するアプリもありますし、年々進歩しているようですが、何か物足りませんね。

    

仮説抽出シート

こんな風にアイデアの素材を写真付きで皆に提供してもらいます。言葉のみではイメージが湧かないので、必ず写真+コメントのセットで送ってもらいます。

それをヒントに

  • 何をどう使っているか ⇒ 予想外の使い方や問題が発生していないか?
  • 何に困っているか ⇒ どうすれば解決できるか?
  • 何が願望か ⇒ 実現するのはどうしたらいいか?

などを皆で考えます。そのための整理しやすく、考えやすいシート(仮説抽出シート)も作りました。活用してみて下さい。

     

下記は、女性会社員の1日3食の日記内容から「女性向きランチセット」の企画案を考案した例です。
右2列は企画者が考えた内容、それ以外はフォト日記からのまとめです。

     

     

1人1日の日記から8件の新仮説を創出しました。

10人から日記をもらえば数十件の仮説を出せそうですね。会議室で(何のヒントも刺激もなく)頭だけで考えても、そんな芸当は全く不可能ですよね。


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神田範明

一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 会長、成城大学 名誉教授
専門分野:商品企画、市場調査、経営統計学、品質管理。 1949年8月生まれ、東京工業大学工学部経営工学科卒、同大学院修了。 その後名古屋商科大学に勤務し、企業での商品開発に関する品質管理の体系化や学生指導の必要性から商品企画の世界に入りました。 1993年成城大学教授となってからは商品企画の手法を体系化した「商品企画七つ道具」を発表(1994年)、実践応用に邁進しながらも次々に手法の開発や改良に努め、神田ゼミを成城大学随一の存在に育て、有名企業との産学協同研究やコンサルティングに現在も休みなく奮闘しています。

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