神田 範明からのご案内です【5月14日~・しっかり習得コース】

神田 範明からのご案内です【5月14日~・しっかり習得コース】

       

JMLA会長、成城大学名誉教授 神田範明です。

2/16または4/21のセミナー「120分で学べる最強の商品開発法!」にご参加いただきました皆様には、心より御礼申し上げます。

4/21のセミナーでこのような質問をいただきました。
「このようなシステム(P7、Neo P7)を作って、どの程度成功したか?」という趣旨です。

「成功」をどのように捉えるか、によって見方が変わりますので難しい質問ですから、一概には言えません。
私の答えを述べる前に、以前のことをお話します。

成城大学に居た私が商品企画のシステム化を目指して、(財)日本科学技術連盟の主宰する研究会で3年の研究を経て1994年6月25日に最初のP7(商品企画七つ道具)の概要を同連盟のシンポジウムで提案した際にも企業の方から、このような質問を受けました。

「このような方法(システム)を提案して、どの程度成功すると思っているのか?学者のあなたが、実際にやったことがあるのか?」

私の答えはこうです。

「勿論、大学人ですから実際に使うチャンスはまだありません。
しかし、企業の皆さんには『うまくいかない、失敗が多い』と嘆きながら、まともに新しい方法を研究した人はいません。
世界中探してもいません。
ですから、一緒に手を取り合って実証しましょう。
今日は第一歩の提案に過ぎませんので、どんどん批判して下さい。
私達が方法論を考え、皆さんが実践することで次々に改良して、世界最高の方法論に仕上げて行きましょう!」

日本科学技術連盟は言わずと知れた品質管理の総本山。
品質ジャパンをリードしてきた団体です。
日本品質管理学会も含めてそれに長期間関与してきた私は自ずから「なぜ?その原因は?」と科学的に究明する態度が身に付いたようで、「商品企画の課題を探求して、全てをシステム化できないか?」、その壮大なテーマは私にとって今までにない大きなチャレンジであり、ゾクゾクするような闘志が湧いて来たのです。
もちろん、その目標は「確実にヒット商品を生む、失敗のない方法論の樹立」です。
可能かどうかなど全くわかりませんでしたが、とにかく手探りの状態で研究活動をスタートさせたのです。

幸いにも研究成果を出版することとなり、いくつかの会社の方々が神田研究室に来られ、産学協同研究が次々に実を結び、セミナーでもお話したような状況になりました。
最大は韓国のサムスン電子、最小は街の美容院、どんな会社に対しても「その会社のやり方の問題を伺い、私達の優れたツールで解決する」ことで対処して来ました。
その間、当初のP7を改良し、2013年には現在のNeo P7になり、パワーアップしました。

私は元々研究者、教育者です。
ですから、「皆様が必ず成功する」方法を作り上げ、実際に成功するまで細部までお手伝いするのがポリシーであり、私の喜びです。
用いる方法はすべて隠さず(皆様が自分でできるようになるまで)教えます。
もし問題が発生すれば一緒に悩み、解決の手助けをします。
成功したら、それを他部署、他事業にも伝え、会社全体の財産にしていただきます。

さて、先ほどの4/21のセミナーでの質問への答えはこうです。
「上市にまで至ったプロジェクトは全体の半分ほどで、残り半分は教育研修が主体でした。上市した商品は、まず、失敗なしです。」
失敗する原因を徹底的に調べ、それをなくすようにシステムを作って来ましたから、失敗するということは考えられませんでした。
勿論、売上げが2倍、3倍になることなど保証はできません。
しかし、最小限、失敗をなくすことで、数年間の売上げは見る見る増大することは明らかです。

連休も終わり、いよいよ本腰を入れて新商品開発、新規事業開発に取り組む時期となりました。
今年こそ、最もシステマティックなツールNeo P7を徹底的に学び、私達と共に「勝ち組」に入りませんか。

今週末、5/14から当協会のコース「6ヶ月間・しっかり習得コース」が始まります。
担当講師として改めて皆様にお奨めをいたします。

当コースは「神田ゼミナール」的な和やかで楽しい雰囲気で講義と実習を織り交ぜて進行します。
受講されたフクダ電子(株)近藤 篤氏がセミナーで語られたように、グループで企画テーマを決定し、そのテーマでリアルに商品企画を実践します。
課題もあり、グループ内の作業分担もありますが、無事終了され、最後の企画プレゼンをこなされれば「商品企画士🄬プロフェッショナル」の資格をJMLAより授与されます。
これも大きなメリットです。
全回を土曜午後のオンライン(Zoom)開催といたしますので、どの地域からでも気軽にご参加いただけます。

開催間近ではありますが、是非ご検討いただきますよう、お願い申し上げます。

☆詳細・申し込みは、こちらから↓

           

           

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神田範明

一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 会長、成城大学 名誉教授
専門分野:商品企画、市場調査、経営統計学、品質管理。 1949年8月生まれ、東京工業大学工学部経営工学科卒、同大学院修了。 その後名古屋商科大学に勤務し、企業での商品開発に関する品質管理の体系化や学生指導の必要性から商品企画の世界に入りました。 1993年成城大学教授となってからは商品企画の手法を体系化した「商品企画七つ道具」を発表(1994年)、実践応用に邁進しながらも次々に手法の開発や改良に努め、神田ゼミを成城大学随一の存在に育て、有名企業との産学協同研究やコンサルティングに現在も休みなく奮闘しています。

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