インクルーシブな職場環境作り、プラごみ削減の取り組み B2C、B2B事例から開発ヒント

個性を受け入れて最大限に生かすインクルーシブな職場環境づくり モスバーガー

    

まず、BtoCビジネスで、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を積極的に推進しているSDGsの取り組み例を採り上げます。

  • 性別、年齢、国籍、ライフスタイルなどの多様化=「ダイバーシティ(Diversity)」
  • 個性を受け入れて、最大限に生かす環境をつくる=「インクルージョン(inclusion)」

      

ロゴ:外務省ホームページ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」より

 「SDGsとは」についてはこちらから 

     

外食店の人手不足の問題を解消する対応策として、最先端技術を有効活用し、身体に障がいのある人や子育てや介護などの社会的ハンディキャップにより外出困難な人が自宅にいながら、離れた場所の店舗で配膳や接客をするという在宅勤務の新しい機会を創出している、ファストフードチェーン「モスバーガー」です。

モスバーガーの店に1台のロボットがいて、10人の身体障がい者が、ロボットを交替で(自宅から)遠隔操作する仕組みで、ハンバーガー等の調理・料理は店舗内(現地)で実際に働くスタッフが調理・料理し、出来上がった料理を、遠隔操作者がテーブルに運ぶオペレーションを実験したニュースを見聞きしました。

さらに、遠隔で料理を運ぶ人が、ロボットを通してお客様と会話をすることが可能となるシステムも試しているようです。

    

YouTube「ANNnewsCH」ハンバーガー運搬ロボ 外出困難者も自宅から操作(2021年7月27日)より

    

    

プラスチックごみ削減の取り組み ソニー、カシオ、リコー 

     

次に、脱プラスチックの視点からSDGsの取り組みを集めてみました。BtoCビジネスからソニー、BtoBビジネスからカシオ、リコーをみてみます。

リサイクルされずに廃棄されるプラスチックごみは、河川などから流れ込んで長期にわたって海に残存するため
地球規模で海洋汚染が懸念され、海の生きものたちもエサと間違えて食べて胃の中で消化されずに死んでしまうという危機に直面していることはみなさま既知のことですよね。

    

ロゴ:外務省ホームページ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」より

     

企業の商品や事業において「プラスチックごみ削減」をどう実現しているのでしょうか。

     

プラスチックごみ削減の取り組み ソニー

ソニーの最新ワイヤレスイヤフォンのパッケージは、プラスチックを一切使用してない、竹とサトウキビの繊維と再生紙でできた素材「オリジナルブレンドマテリアル」が採用されています。
この素材を他の商品パッケージでも採用するかもしれませんね。

       

プラスチックごみ削減の取り組み カシオ

カシオ計算機の商品「ラベルライターLateco(ラテコ)」は、環境省が主催する「プラスチック・スマート」キャンペーン登録商品です。従来機種に比べプラスチックごみを約97%削減しています。

テープの外側(テープアダプター)はそのまま使い続けられテープを詰め替えるだけ、テープの芯の部分も紙でできておりごみはテープの芯(紙)の部分のみです。

YouTube CASIO Japanチャンネル CASIO Lateco EC-K10 特長紹介【プラスチックごみ削減】より

    

    

プラスチックごみ削減の取り組み リコー

リコー(精密機器大手メーカー)は、トナーで培った技術をプラスチックごみ問題の解決につながる新素材を開発しました。植物由来のかつ生分解されて一定条件のもと土に還るプラスチック新素材「PLAiR(プレアー)」です。緩衝材・梱包材から商品トレイまで幅広く対応することを目指し、新素材の市場開発を行っています。リコーのコピー機の緩衝材にも採用しています。

説明表現を訂正し、「プラスチックごみによる海洋汚染」から「廃棄物による環境汚染」に訂正し、「脱炭素/循環型社会の実現」を目指す取り組みと説明しています。

https://www.youtube.com/watch?v=s6HiIsyOB1k

     

      

SDGsの実現と関連させた事業開発を成功させるために 7つ道具

企業の事業課題を社会や地球の課題、SDGsの実現と関連させて解決のための新しい開発の取り組みをみてきました。

当会(JMLA、日本マーケティング・リテラシー協会)では、新しい開発を支援する専門チーム『WAKU WAKU 創造 LABO』(ワクワク創造ラボ)が、企業様の新商品や事業開発をご支援しています。

現在は特にSDGsの目標のいずれかにあてはまるテーマでのご支援が主流となっています。

『WAKU WAKU 創造 LABO』は、独自メソッド=新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7 システム」を用いてご支援します。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7 システム」

     

この新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」(ネオピーセブン、ネオピーナナ)は、その名の通り、7つの工程に沿って進めると開発を実現できる、定性手法と定量手法を巧みにバランスよく組み合わせた、日本初の系統的メソッドです。

メソッドの開発者は、JMLA会長・神田 範明(成城大学 名誉教授)で、この七つ道具は産学共同研究による開発110社以上の実績から成果が検証されたメソッドで、多くの企業様、規模・業種問わず導入いただいています。

    

■ Neo P7 7つ道具

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 1 仮説発掘法

アイデアの種を大量に発掘します。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 2 アイデア発想法

アイデアを大量に創出します。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 3 インタビュー調査

仮説アイデアを評価する指標をつくります。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 5 ポジショニング分析

市場性のある売れるアイデアを絞り込みます。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 6 コンジョイント分析

開発に向けた最適コンセプトを決定します。

新商品/事業開発のための七つ道具「Neo P7」 7 品質表

技術へ橋渡しします。

   

新しいチャレンジ、新しい人と知り合う、新しい物事を考える、そういう行動が、今、大事ですね。

何か新しい創造に着手したいが、何から始めたらよいかと思案している方は、

 

SDGsを実現する事業開発や新商品開発の創造に着手したいが、何から始めたらよいかと思案している方は、私共、商品開発を支援する専門チーム、WAKU WAKU 創造 LABO (略称:WAKULABO ワクラボ)へ、お気軽にお問合せください。

SDGsを実現する事業開発や新商品開発を目指すなら『WAKU WAKU 創造 LABO』
SDGsを実現する事業開発や新商品開発を目指すなら『WAKU WAKU 創造 LABO』
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堀内香枝

一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 理事
女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動、企業様のマーケティング課題解決支援、WAKU LABOプロジェクトの推進を行っています。

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