目次
最適な組合せのコンセプト案を決定する 第8回
いよいよ終盤です。
<第8回の主な内容>
PRAT5
- 最適な組合せのコンセプト案を決定する
Neo P7手法
- コンジョイント分析
- クラスター分析
講義
- コンジョイント分析①
直交表
実習
- 異なるカテゴリー(属性)とレベル(水準)の組み合わせを考える
- 楽に組み合わせを作るためのツール=直交表を理解する
チームディスカッション
- 仮説案の絞り込み
- 属性・水準の検討
課題
- コンジョイント分析のための調査票作成に必要な商品画像づくり
次より、講師の神田名誉教授の解説と講座風景をご紹介します。
最適なコンセプトって何でしょうか?
もちろん、売れる商品
=顧客が「欲しい!」「買いたい!」という商品を表現した言語ですよね。
では、複数案あるとき、どうやってコンセプトを決めていますか?
A. 企画会議で議論または評価して
会社の都合やスタッフの考えで決められ、顧客の意向が入らない
B.事業部または会社のトップの意向(決済)で
トップの考え、好みで判断され、顧客の意向が入らない
C.顧客の意見をインタビューなどで聞いて
定性的に決まり、正しく最適な案が残るとは言えない
例えば、「水筒」の例で
色、大きさ、形、デザインは、こんなものを考えている。
どの組み合わせが一番「買いたい!」と消費者は思ってくれるでしょう?
例えば、「色」と「大きさ・形」の組み合わせは?
色(5色)の案と、大きさ・形(4種類)の案の組み合わせは、20通り。
この20通りの「水筒」案を、消費者に買いたいかどうか評価してもらうの?
消費者は20回も回答しなきゃいけないの?
無理、、、、、、
「色」(5色) 「大きさ・形」(4種類) 「デザイン」(4案)
この組み合わせとなると、、、その数は、5×4×4=80通り。
80回は絶対にアンケートできない。。。。
実際には、7属性、各2水準の候補があり!
この場合の全部の組み合わせは、何と・・・・・・・
2×2×2×2×2×2×2=128通り
直交表を用いると効率的に組み合わせを決めれる
こんなとき、直交表を用いると、128通りが⇒8通りで済む!
これなら、消費者が回答できます! アンケートを実施できますね。
チームで協力して商品企画
というわけで、各チームはどのように進展したでしょう。
テーマ1「単身者向け冷凍食品」
テーマ2「男性がもらってうれしいカップ」
本日のチームディスカッションは、仮説案の絞り込み、絞り込んだ仮説案について、
属性と水準を検討し、直交表を用いて、属性数と水準数を決めるところまで進めました。
お疲れ様でした!
次回までの宿題は、コンジョイント分析を行うためのアンケート票作成の準備、画像作成です。
堀内香枝
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