第1回「6ヶ月間・しっかり習得コース」がスタートしました

潜在ニーズ仮説を大量に創り、絞り込む 第1回

9月12日WAKU LABO「6ヶ月間・しっかり習得コース」がスタートしました!

本日は全12回の第1回、内容はPART1~6からあるうち、PART1の前半で下記2テーマです。
① 「Neo P7」概論
② 「Neo P7」の前「ターゲット」~「Neo P7」1番目の手法「仮説発掘法」

      

      

<第1回の主な内容>

PRAT1 

  • 潜在ニーズ仮説を大量に創り、絞り込む 

Neo P7手法 

  • 仮説発掘法

講義

  • 概論
  • ターゲット
  • 仮説発掘法

チームディスカッション

  • リーダー決め
  • テーマ決定

次回までの課題

  • テーマに関する情報収集
  • 仮説発掘アンケート

     

次より、「仮説発掘法」の2つの手法「フォト日記調査」と「仮説発掘アンケート」に関して、講師の神田名誉教授の解説と講義風景をご紹介します。

     

潜在ニーズ仮説を創る「フォト日記調査」

「フォト日記調査」の目的は、商品企画の想定ターゲットに該当する人に、日記を作成してもらい、対象商品の利用実態や、生活や仕事の状況を記録してもらい、その記録から潜在ニーズを探ることです。

「フォト日記」の「フォト」は、写真だけでなく動画でも構いません。「フォト日記調査」で最も重要な情報は、テキスト情報で、テキスト情報を補完してくれるのが写真や動画です。

日記には生活実態や使用実態などがリアルに表現されます。観察調査に近いのですが、日記作成者の意見も直接的に収集でき、さまざまな潜在ニーズへの気づきや、商品企画のアイデア(仮説)創出を可能にします。

下図は、「女性向きランチセット」を企画するために、日記作成の協力をお願いした人(モニター)から提出いただいた食事の日記をもとに、企画者がアイデア(潜在ニーズ仮説)を創出した例です。
日記から仮説を創るフォーマット例としてご覧ください。

     

     

左から4つ「食事」「内容」「状況」「気分・考え・願望」は、日記情報です。
右2列「問題点など」「仮説案」は企画者が作業した内容です。

日記の情報があるからこそ、企画者は気づきを得られたり、インスピレーションが湧いてくるでしょう。
このようにアイデアを創るためには、刺激となる情報をインプットすることが大切です。

     

「フォト日記調査」に関する受講生からの質問

受講生からのご質問と、講師の神田が回答・解説しましたいくつかをご紹介します。

Q. フォト日記調査の依頼方法はどのようにしたらよいですか?

A. ただ漠然と「日記を書いてください」という依頼では、テーマが定まらず何を書いてよいか書く側が困りますし、企画者も読み取れません。
例えば、過去の例では、
・缶メーカーさんでは: 缶飲料を毎日1本飲んでください、他は3食自由に書いてください
・掃除用具メーカーさんでは: 家の中で汚れているところはどこですか、どうやって掃除していますか、よければ動画も撮ってください
といった具合です。

Q. フォト日記調査は何人に依頼するのがよいですか?

A. 偏りなくいろいろな人(女性20代~60代までをターゲットとしているのに60代のみに偏るなどしない)に聴くことと、企画者または企画チームで処理できる人数、100人は多すぎです、20人~30人程度がよいです。

Q. フォト日記調査を依頼する際に、景品など渡したりする必要はありますか?

A. お礼の品は必要です。景品だとメーカー名がわかってしまうので、商品券やQUOカード、ポイント等がよいでしょう。

      

潜在ニーズ仮説を創る「仮説発掘アンケート」

「仮説発掘アンケート」の意義は、前述の「フォト日記調査」と比較すると理解しやすいです。
「フォト日記調査」は少数の人たちにじっくりと日常を記録してもらって、そこからヒントを得て企画者が
仮説(アイデア)を創出する手法ですが、「仮説発掘アンケート」はまったく異なり、多数の人たちに一定のフォームでアイデアを書いてもらい、大量のアイデアの中から優秀作を選ぶという発想です。

下図は、「オフィスチェア」を企画する「仮説発掘アンケート」の調査票例です。
AのブルーとBのオレンジが1セット、4ブロック展開させます。
長所を聴いてから→不満点を出してもらい→その理由を聴いてから→実現困難なものでもいいからアイデアを
出してもらいます。

     

    

企画チームで「仮説発掘アンケート」を実施する際のポイント

各自で作成した「仮説発掘アンケート票(記入用紙)」を各自の知人に協力を依頼した場合、回収後のとりまとめの段階で、チームのメンバーそれぞれの作成フォームの違いから、得られるアイデアのレベルもまちまちで、チーム共有に苦労します。

そのため、アンケート協力を依頼する前に、チームで共通のアンケート票を作成しておくことがポイントです。
チーム内でよく考え練る必要があるのは、長所ブロック→不満点ブロック→その理由ブロック→アイデアブロックのうち、最後のアイデアブロックのA「アイデアを先に提示しておく部分」です。

悪いアイデア例は、「座りやすいオフィスチェア」「仕事に向くオフィスチェア」といった漠然としたアイデアです。このような例では発想の刺激を与えることができません。

良いアイデア例は、「仕事をしながら凝りをほぐせるオフィスチェア」「座るだけで美しい姿勢を保てて疲れないオフィスチェア」のようなアイデア例です。少し具体的にそれでいて難しくなり過ぎない、回答してもらう人に発想の刺激を与える、そして回答してもらう人から優れたアイデアを引き出すことができる例を挙げておくようにしましょう。

企画チームのメンバーと一緒に工夫して考えてみましょう。

本日、WAKU LABO「6ヶ月間・しっかり習得コース」第1回は、チームに分かれて 次回までに「仮説発掘アンケート」を実施する課題をもらったところで終了しました。

次回は26日、2週間の間にチームで協力して「仮説発掘アンケート」を実施します。

     

会場参加の方がzoomに接続し、オンライン参加の方とZoomのブレイクアウトルーム(グループ分け)機能を利用して、チームディスカッションを行った講座中の風景

      

チームで協力して商品企画

9月12日スタートの「6ヶ月間・しっかり習得コース」が、WAKULABO初のチームで企画する講座です。
座学中心のWEB講座5回コースとは、やはり違いますね。
チームで協力して推進することや、アンケートに協力してもらう人たちとの関わり合い、分析ソフトを使って実際にデータ分析する、こういう行動・活動を伴うため、 「6ヶ月間・しっかり習得コース」のご参加者から出る質問はより実践的な内容でした。

チーム分けを行った後リーダーを決め、商品企画を行うテーマも決まりました!

テーマ1「冷凍食品」
テーマ2「コップ」

このテーマで、半年後にどんな商品企画が出来上がるでしょう?! 楽しみです。

第1回の内容は、主に概論でしたので、まだまだ第2回からのご参加でも間に合います。
「途中からでも参加したい」という方は間に合いますので、こちらにお問合せください。

       

        

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堀内香枝

一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 理事
女性の感性を活かした調査設計や市場動向の分析により、お客さまの深層心理「感性」の解明を得意とします。コンサルティングファームで食品メーカー、外食産業、エステティック産業、通販企業、冠婚葬祭業、工作機械メーカーなど幅広い業種のマーケティング・コンサルティング業務を経験しました。これまで培った経験を元に、一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会(JMLA)設立に参画し、感性マーケティング『マーケティング解析士』講座カリキュラム策定に携わりました。現在は、『マーケティング解析士』講座の講師活動、企業様のマーケティング課題解決支援、WAKU LABOプロジェクトの推進を行っています。

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